10/20/09

夢を見よう

早朝の仕事に出かける直前にインターネットでそのニュースのヘッドラインを見つけ,つい目を疑ってしまった。オバマ大統領がノーベル賞を受賞したと言うのだ。オンラインストリームで朝のニュースの特集まで見てしまった。コメンテーターが最初に一言ったのは、"無礼にとられたくはたくないが、オバマ大統領の受賞理由は、“FOR NOT BEING GEORGE BUSH FOR NINE MONTHS”なのでは?”(この9ヶ月、前ブッシュ大統領ではなかったということ、全く違うことをした、もしくは悪いことをしていなかったからでは、と言う含みで)と言う言い分にひとり、朝から大笑いして出かけていったのだった。
アメリカ国内では健康保険の改革が焦点に、いろいろ物議が多く、アメリカの保険会社全体を毛嫌いしている私には見たくもない時事で大統領の支持率とか政治、何をしてるのか、全く興味なかったのだった。そんなときにノーベル賞って?面白すぎた。

それと同じ頃、いや少し前に職場の18の女の子が来月からひとりオレゴンに移り住むことを決めたというニュースもあった。アメリカではこういう移動はある意味普通で、多くの人が一生のうちに何度も何度も引越し、転居を繰り返すものだ。今回この子に限って目をひいたのは、今回の引越しが”running away”一種の家出のような引越しだということだった。その子はもともとモンタナ州から父親と一緒に大学進学のために母親を置いてこの町へ昨年引っ越しきてたのだそうだけれど、最近小耳に挟んだことによると、父親に虐待されていたのだそう。それぞれ別々に住んでいる上でのAbuseにはいろいろなことが考えられるし本当の状況とか親子関係とかその子の思いとか双方の言い分は私には伝わってこなかったので、私はあまり関与していないし、よくは分からない。でもその子がとうとうその生活を終えることを決心して行動に移すのだそう。

とっても愛らしい長身美人のわりにはどこか暗くていつも憂鬱そうにしてるイメージがあったのに、引越しを決心した後の彼女はいつも笑顔で勢いとか自信にあふれている。いろんなことを興味本位に私に聞いてくるようになったし、一緒に笑うことの方がが最近は多くなってる。

ある瞬間までいろんなことが全く表象していなかったのに何故,いつからこうなるって決まってたの?と思ってしまう、、見ようによっては運とか最初から決まっていた、こういうものだったからこうなったとみえる半面、なぜかそうではない気がする。初めて黒人として大統領になったオバマ、9ヶ月その座に着いただけでノーベル賞までもらってる。そしてこれまでの安定した不満な生活に終わりを告げて、新しい一歩を待っている彼女を思うといろんな可能性を思うし、もしかしたらすべては可能性だらけであきらめずに夢見たもの勝ち!なの?という期待と人生ののおもしろさを思ったのだった。

何がどうなるか分からないけれど、念のためちゃんと夢を見てvisionを持ってがんばっておこっと。

成功のvisionがない人は成功しないって何かで読んだから。