12/24/10

プレゼント(present)

今日はもうクリスマスイブなのに毎年恒例のように行っていたお友達とのクリスマスショッピングにまだいけていない。お友達はいつものように忙しすぎたし、私は金銭的に憂鬱だったから。ここ数年私は自分で自分のクリスマスプレゼントを買っていた。ひとりのお買い物で偏ってしまいがちな趣味志向も、第三者の意見があるお買い物というのは楽しいことだった。
それでも最近衝動買いしたのは薬局で見つけたお気に入りのワイン。それを今年の自分へのクリスマスプレゼントにしようって、それでほかの物はなしにしようって思っていたら、お父さんからプレゼントが届くのだとメールがあって大感激。両親にはプレゼントも何も送っていない今年。ごめんねお父さん。お母さん。
でもプレゼントもらうのっていいよね。いつでも。
私が誕生日の日やクリスマスにあげたくなるのはカードだったり、その人をあたたかくするものだったり、甘いものが多い。ギフトカードなども実用的で無駄のないプレゼントとしてももらってうれしいものだけれど、いつもプレゼントに何をあげようかと思い巡らす時に私がいつも思い出すのは最初のボーイフレンドが私に最初のデートで帰り際にプレゼントしてくれたストール。
最初のデート日、二人でふと立ち寄ったデパートの売り場で私がとっても気にいって試しに鏡の前でまとったストールを彼はデートの真っ最中、トイレに行くと言い訳をして密かにそれを購入包装を手配して、その日のデートの別れ際に前触れもなく手渡してくれたのだった。
その彼とは別れてからもう長い時間がたつし、私も婚約、結婚したこともあって、何年も会うことはなかったし会えていない。もう連絡も途切れてしまったお友達であるけれど、幸せな思い出はそのまま まだ残っている。
私たちが別れた翌年、彼はテキサスに移り住んでいて、そこからカリフォルニアまで突然私をたずねて来たことが二度あった。そのとき、彼は遠い昔に私がプレゼントした上着からマフラーまで、大切にまだ身に着けてくれていて うれしく思ったのを思い出す。
最近の商品は何年も品質を維持するように製造されてはいない。それはそれで経済効果もあるし、いろいろなデザインを安価で試せたりして楽しいことでもあるけれど、何年も使えるような品質のいいもの、質のいいプレゼントはいろいろな思い出を長い間心に残してくれる。何度も幸せにしてくれる。そういうのってうれしいよね。ワインのようにそのときを楽しむのも幸せだけど。
プレゼントの気持ちってこういうこと?!
O  Henry の賢者の贈り物のお話でもそうじゃない?
そういえば昨日散歩中に路上でサンタを見つけたよ。車を運転していた!